画家 富山妙子について

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左のブックレットは1989年7月発行のもの、右の単行本は1983年5月発行だ。

3ヶ月前の7月、明日から入院という日に富山妙子を知った。

しかし一度見たら忘れられない彼女の絵は2017年11月に博多で開催された上野英信展で目にしていた。

1921年神戸生まれ、現在98歳。

日中戦争の時代を大連、ハルビンで過ごす。

50年代炭鉱をテーマに、60年代第三世界をテーマに、70年代韓国をテーマに、80年代戦争責任をテーマに絵画制作。

 

ブックレットの方は絵が豊富だ。この2冊で大まかな彼女の歩みはつかめる。

 

1970年代朝日新聞はしばしば金芝河をとりあげ、「五賊」を絶賛し、民主主義を勝ち取ろうとする闘争を支持した。

富山妙子鶴見俊輔らも身を挺して支援した。

ところが10数年後金芝河は自らの詩を裏切る無惨な姿を晒していると徐京植は指摘する。

その絶望を富山妙子は老いた身にどう受け止めているのかということに強く関心が向かう。

 

 

※ 台風21号の影響か終日冷たい雨が降り肌寒く感じるので、灯油を入れて準備しておいた小さな石油ストーブを点けた。

 

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※ 何年ぶりかで「○あさん茶屋」へランチに行った。

体調のせいだろうが、あまり美味しく感じない。

夕食用にサワラの押し寿司とおはぎも買った。

大根が収穫できる大きさになり、人参、鶏肉を加えて、一品だけおかずを作った。