「三木茂博士資料館」見学へ。

※ 2ヶ月ほど前、愛媛の友人から三木茂博士資料館を教えてもらっていた。

三木茂(1901〜74)は、38歳の時和歌山県橋本市の瓦粘土採掘場で「セコイア」でない針葉樹化石を発見した。40歳でこの化石を「メタセコイア」と命名し日本植物学輯報に英文で論文を発表。45歳の時四川省にある未知の植物が三木博士が化石として発見していたメタセコイア属と発表され、「化石が生きていた」と世界的な話題となった。

メタセコイアは100万年前に日本から絶滅した。100万年前と言われても全くピンと来ないが北京原人のころか?

2億数千年前から生きている植物で、これは恐竜が生きていた時代と重なり、資料館近くにある「太古の森」は1993年にできたそうだが、メタセコイアと恐竜が並んでいる。

出かけた昨日の午後はあいにくの雨模様だったが、せっかくなので太古の森にも立ち寄った。

1950年にアメリカから苗木100本がメタセコイア保存会に送られ、挿木による苗木の育成もあり、日本各地に植えられていった。

さぬき市の檀特山の登山口を入ってすぐのところにもメタセコイアがある。

三木町の町木としてしか知らなかったが、三木茂の足跡にも触れることができた。