母のこと

特養の施設へ不要な荷物の引き取りに行く。
TVや数足の靴・衣類など、こまごましたものは、大きなダンボールに2箱あった。
鉢植えの観葉植物も。

おそらくもう歩けることはないだろうし、植物に水をやることもできないのだろう。
わたしを認識できるが、会話は成り立たない。
荷物の中に、トイレットペーパーを折りたたんだものが、山ほど袋に入っていた。
ティッシュの代わりにしていたのだろう。

大好きだったお化粧もできない。
箱の中には、化粧品もたくさん入っていた。
昨年の暮れに補充したものだ。
半日かけて、持ち帰った荷物の整理をする。