2014-01-01から1年間の記事一覧

新盛己(あたらしもりみ)著「1年生はただひとり」 鳩の森書房

★ この本は新盛己(あたらしもりみ)が53歳の時、愛媛県長浜沖の小島青島小学校で1・2年生の複式学級を受け持った1972年1学期の教育実践記録だ。 1973年8月初版発行、表紙絵は佐野洋子氏。 1年生の山本新吾くんの生き生きとした生活と成長が描…

池澤夏樹著「イラクの小さな橋を渡って」

★ 池澤は2002.10.29にバグダットに入った。 アメリカの攻撃が始まる4か月余り前のことだ。 二週間に渡りモスルからナーシリーアまでイラクを縦断し、人々の普通の暮らしを見る。 100ページに満たない小さな本だが、写真も豊富にあり、イラク戦争の理不…

高峰秀子著「つづりかた巴里」中公文庫

★ 高峰秀子は1924生まれ、2010に86歳で亡くなった女優だ。 私の好きな作品は「カルメン故郷に帰る」「放浪記」「無法松の一生」などだ。 「カルメン」は知恵おくれの役柄だが、自然に見えるところが凄い。 「放浪記」も林芙美子はこういう人だった…

2014.12.10

★ 機密法が施行になった。 大逆事件のように、国家が仕組む冤罪が増えることだろう。 普通のおばさんが原発関係の資料を調べようとして、パクられることもあるかもしれない。 ★ 不要になったCATVの引き込み線撤去作業があった。 ★ 定例登山で「じょんがん山…

6万円が出てくる

★ 明後日、古書店が2度目の本の引き取りにくるので書棚の整理を続けていたら、本の間から6万円が出てきた。 認知症が進行していた母はお金を隠し忘れては、「盗っただろう」と私に言った。 いろいろ困ることがあったが、これが一番困ることだった。 以前裏…

11月27日~30日

★ 11月27日 アムネスティ資金寄付用の本と廃品回収用の本に分けると、圧倒的に後者が多いので、高松の古本屋にあげることにした。 約束は午後2時から5時の間に来訪のはずだったが、5時半をまわっても来ないし何の連絡もない。 こちらからかけると今向かっ…

昨日と今日のこと

★ 昨日はお向かいのご主人(75歳)が施設に入ったので、夫と見舞った。 5月の連休に脳溢血で入院し、その後リハビリ施設へ転院し、今回の特養施設への入居となった。 言葉は聞き取りにくいが、注意深く聞くとわかる。 施設は比較的新しいためか明るく快適に…

Rearranging of books(本の整理)

★ アムネスティが古本の収益金寄付を募っているので、書架を整理することにした。 お金になるのはISBNコードの付いたものだけなので、それを分類し、コードなしのものは来月の廃品回収に出すことにした。 残念なことに、高価な「原色日本の美術・世界の美術…

秘密保護法

★ 秘密保護法の施行が来月10日に迫っている。 日弁連のホームページから改めて問題点を確認してみた。 2013年9月、政府は突然秘密保護法の概要を発表し、2週間のパブリックコメントを行った。 パブリックコメントとは広く意見を募ることだ。 この結…

「嘘みたいな本当の話」 高橋源一郎/内田樹 選

★夏に西条のYさん宅に行ったとき、「私の投稿が載っているので読んでみて」と紹介された本。 Yさんの投稿内容はこうだ。 ――もうひとりの私へ―― 研究室に入ると、先輩が詰め寄って来た。 彼女は日本古代史専攻の学究の徒。 「あなたは、歴史を学ぶ者として恥…

ここ数日間

★ 13日は「甑山(こしきやま)」へ定例登山に行った。 風が強く山頂は少し寒かったが、天候はよかった。 「みろく道の駅」でお昼を食べて帰路についた。 ★ 14日は夫と二度目の「じょんがん山」の登山道整備に行った。 これで、来月の定例登山はこの山でも…

「苦役列車」 西村賢太著 新潮文庫

★ 私小説作家西村賢太は1967年生まれ。 父親が性犯罪者となり、中学卒業から港湾人足仕事で生きてきた。 この境遇は小説家としてはこの上ない財産だ。 しかし、多くの人はひねくれいじけ、境遇を親や周りのせいにし、荒んだ生活を送る者が多い。 著者もそう…

三度「じょんがん山」へ

★ この山は気に入っている。 理由は、あまり知られておらず静かに登れること。 整備されすぎてないこと。 崖など注意を要するところもあり登山道が変化に富んでいること。 標高は低いが歩く距離はちょうどよいこと。 ヴューポイントがあること。 などがあげ…

甑山(こしきやま 105m さぬき市)

★ 今月の定例登山の山がまだ決まらない。 先日のじょんがん山は病み上がりの老人には無理に思われ、もっと手軽な甑山へ下見に行った。 この山は旧志度町と旧寒川町の境界にある。 山の北西に甑神社に向かう階段がありそれを上り、墓地を過ぎると神社に着く。…

再び「じょんがん山」へ

★ 一昨日山頂まで行けなかったじょんがん山へ昨日再挑戦した。 ブッシュの枝落としのため夫に助っ人を頼んだ。 夫はエムテックさんの書いたヴューポイントで、疲れたからここで待っていると言った。 夫を残し先に進むと、エムテックさんが写真を入れていた骸…

「じょんがん山」(204m さぬき市寒川町)

★ 11月の定例登山のために、「じょんがん山」に向かった。 知らなかった山だが、エムテック松本さんのサイトで知り、挑戦した。 案内する一人は今月初めに一週間ほど入院していたので、近くの低山がいいと思った。 リュックも持たずに、お茶とミニ羊羹1個…

赤瀬川源平さん、お疲れ様でした

★ 彼のことについて書いたことがあると思い調べたら、2006.10.19と2010.8.15にあった。 私は世の中にうまく適応しきれていないように見える人(というか世の中のあり方に異議を感じている人)に惹かれる。 彼の年譜の中で有名なのが『千円札事件』だが、結果は…

Dentures(入れ歯)

★ 奥歯3本が部分入れ歯になって、15年になる。 一度作り直した。 入れ歯の方では全く噛まないので、外していても食べるのには一向差支えない。 歯科医は噛まなくても歯全体が動かないようにするために、入れ歯を入れておくことが大切だという。 しかし体…

「稲垣潤一」という人を知る

★ 録画していた番組の中に、稲垣潤一(歌手)と西村賢太(作家)の対談があった。 西村は芥川賞を取ったとき、新聞で顔を見て知っていた。 稲垣の方は全く顔を知らなかったが、歌を聞いてあ~聞いたことがあると思った。 活躍したのが80年代ということで、子育…

ついにスマホとお付き合い

★ iPhone6プラスを買った。 まだまだ買うつもりじゃなかったが、2台目の電子手帳がまもなく壊れそうになり(キーを押しても字が入らないなど)、長男にあれこれ買い換えるならスマホにすればと言われ、その気になった。 注文してから1週間ほどで手に入れた。…

スペイン巡礼の旅(3)

★ 巡礼6日目 アルスーア~サンタ・イリーネ 26km この橋の上部は何度か補修されているが、アーチ部分はローマ時代のもの。 バルとよばれる喫茶店でチーズとオレンジジュースで休憩。 搾りたてで美味しい。 この日は3回も生ジュースを飲んだ。 街中の巡礼路…

スペイン巡礼の旅(2)

★ 巡礼4日目 ローマ城壁群~オー・ホスピタル 20km 朝の間ルーゴのローマ城壁群を巡った。 その後30分ほどバスに乗り巡礼口に向かった。 ガリシア地方の田舎道を歩く。 民家脇で泥遊びに興じる女の子たち。 「アルベルゲ」と呼ばれる巡礼者専用宿の前の巡…

スペイン巡礼の旅(1)

★ 巡礼1日目 オビエド北西のクディレロ付近。 ラ・ペレーダ~エル・ペドレガル 大西洋を初めて見た。 クディレロの漁村。 美味しそうな海の幸がすぐに調理して食べられる。 初日はウォミングアップで7km。 ★ 巡礼2日目。 エル・ペドレガル~サンタ・マリア…

Days of September

★ 9月は忙しい日々だった。 10~20はスペイン巡礼の旅、24は徳島刑務所参観、27~29は次男の帰省と続いた。 今日10/1は定例登山の下見で檀特山(631m…これはスカイツリーとほぼ同じ高さだそう)へ。 屋島も下見してあるがどのルートにするか迷っているので。 …

ドイツの青年との会話

★ スペイン巡礼の行き帰りはアムステルダム経由だった。 乗り継いだ関空への帰りの便で、隣に礼儀正しい青年が座った。 長時間の飛行に脚腰がだるくてゴソゴソ動く私に対して、彼はきちんと座ったままほとんど姿勢を崩さなかった。 あいさつ程度の会話をして…

生物学者 福岡伸一

★ 毎週日曜日の日経新聞に、福岡伸一が「芸術と科学のあいだ」というコラムを連載している。 私は彼のファンなので楽しみに読んでいる。 8/31付は「示準化石」のことが書かれてあった。 引用すると、 ――示準化石というものがある。 それが見つかることに…

Repair of the digital camera

★ 今年2月3日にキャノン製デジカメを買った。 4月の歩き旅用に新しくしたのだった。 旅の後半から何度も電源が入らなかったり、フル充電していても充電の表示がでたりし、4月24日に修理依頼に家電店に持参したところ、連休前に修理が間に合わないので…

Inflammation of the bowels (腸の炎症)

★ 20日(水)早朝から下腹部が差し込むように痛み始め、。強烈な吐き気が起こった。お腹が痛いので下痢が出ると思ったがあまり出ない。 起きて間無しなので、吐くものもないのだが、液体が出る。 4時間近くトイレの便器に顔を入れたり、便器横の床にうずく…

「狼煙を見よ」「怒りていう、逃亡には非ず」松下竜一著

★ 「狼煙を見よ」は、1974年8月30日 東京丸の内三菱重工本社前で、時限爆弾を爆発させた東アジア反日武装戦線メンバー大道寺将司を描いたノンフィクション。 「怒りていう、逃亡には非ず」は、旭川刑務所に服役していた殺人犯の無期囚泉水博を描いた…

Caulking

★ 先日の台風で雨漏りが2ヶ所あり、そのうちの一つ銅板のコーキング部分を直した。 平屋の瓦を一枚はがし、元のコーキング剤をカッターで少しずつ剥がしていくのだが、これが大変時間がかかった。 カッターが銅板本体を傷つけるとまた雨漏りの原因になるし…