2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

与那覇潤著「帝国の残影 兵士・小津安二郎の昭和史」

※ 以前(正確には2015.3.30付)本ブログで書いたことがあるが、辺見庸は自らのブログで小津安二郎を徹底的に批判した。 日本兵が中国大陸で行なった数々の加害と蛮行を、小津の作品は無化するのに役立ったと書いた。 その判断の背景が本書で垣間見えるかもし…

映画「1987、ある闘いの真実」ソレイユ4F

※ 昨日鑑賞。1980年の光州事件を描いた「タクシー運転手」に続いて、1987年の民主化闘争を描いたこの作品。 昨日は帰宅してからもずっと、この作品が頭を巡っていた。 ソウル大の学生が警察の拷問中死亡する。その事実を闇に葬ろうとする国家権力に対し、ア…

愛媛で その3

※ 21日 友人の連れ合いTさんの案内で、関川上流にある「大川薬師堂」と「大クス」へ案内してもらった。 右岸から左岸に渡り上っていく。 雨の後のせいか、いつもなのか水量は多い。 樹齢は400年を超えていると案内板にあった。 右下に屋根が見えているのが薬…

愛媛で その2

※ 20日 新居浜在住のもう一人の友人をピックアップし、3人で今治へ向かった。 彼女は愛媛県内で小学校教員を勤め上げ、乳がんも克服し、俳句・短歌・コーラスなど楽しみながらの毎日だ。 雨の中、まずは古墳の里朝倉へ。 降っていなければ野々瀬古墳群を始め…

愛媛で その1

※ 19日~21日、四国中央市土居を拠点に遊んだ。 ・19日 すでに空き家になっており、近々処分するという友人の実家を訪れる。 必要なものがあればなんでも持って帰ってと言われ、何個かのブックエンドをもらってくる。 2Fの雨戸を開けると、涼しい風が入って…

草刈り

※ 一体何日かかったのだろう、夫の草刈りがあらかた終わった。 畔はまだだし、この写真手前左にも田は続くのだが、そこもまだ刈ってない。 手前は草に覆われた夏野菜、綺麗な畝は大根を撒いたのか? これはちょっと前の作業風景。 ※ 明後日から2泊3日で愛媛…

母の遺品のズボン

※ 散髪に行ったら休みだった。前々回から散髪屋さんに行くようになったが、月曜が休みなのは知っていたが第1・第3日曜日も休みということだった。 仕方ないので18日に行くことにした。 ※ 母の遺品に黒いズボンがあった。夏の礼服に利用できるかもと残してい…

野見山暁治著「とこしえのお嬢さんー記憶のなかの人ー」平凡社

※ 庭仕事の合間に本を読む。 これは先日読んだ「みんな忘れたー記憶の中の人ー」に先立つ作品だが、とにかく面白い。 下ネタ満載なのにちっともいやらしさがない。嘘のない人なのだ。 特に川上宗薫の項は傑作だ。そういうのもあるかと思えば、しみじみした項…

玄米ご飯

※ 先月娘のところに行った折、玄米ご飯を炊いていたので食べて見たら美味しかった。 帰ってから、私も玄米に変え食べている。 まだ半月ほどだが、お腹の調子が良く、便が水に浮いておりあまり臭くない。 以前、福岡伸一さんの話で、「便は食べ物のカスだけで…

映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」ソレイユBF

※ 昨日観賞。 1941年10月、ドイツ国内からユダヤ人の海外移住が禁止され、収容所への移送が始まる。 1943年2月、強制労働のためベルリンに残された全てのユダヤ人が逮捕され、6月19日、ナチス宣伝相ゲッベルズはベルリンからユダヤ人が一掃されたと宣言する…

費用対効果

※ 先日お向かいさんにもらっていた剪定した木を整理した。 その中に針金が食い込んでしまった所が2ヶ所あった。 針金が入ったままストーブに入れるのはためらわれるので、どうしようかと思った。 普通なら食い込んだ部分の両サイドを切り、その部分は捨てる…

与那覇潤著「日本人はなぜ存在するか」その3

※ この本は著者が大学教員時代、教養科目「日本の歴史・文化」の授業の講義録だ。 キーワードは「再帰性」ということ。 わかりにくいが、「認識と現実との間でループ現象が生じること」を意味する。 なんども出てくる言葉で、例えば『《神は再帰的だ》と喝破…

映画「オーシャンズ8」イオン高松東

※ 29日に鑑賞。チェックしていた作品だが28日に上映を知り、19:40からと遅い時間帯なので20分ほど昼寝をして出かけた。 2時間ものの作品を高松で観て帰ると、我が家からでは4時間かかる。 今回のは犯罪チームの活躍を描いた「オーシャンシリーズ」の最新…