2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

劇映画「母」山田火砂子監督 三浦綾子原作

※ 3日前、自主上映された小林多喜二の母を描いたこの作品を観に高松へ。 県社会福祉センターで上映され、画面が少し小ぶりだったが、コミュニティーホールはほぼ満席だった。 三浦綾子原作だからか(こういう表現は正しくないだろうが)、息子を亡くしてから…

「否定と肯定」監督:ミック・ジャクソン

※ 21日(水)ソレイユ2にて鑑賞。 2016年イギリス・アメリカ制作 原題:DENIAL 原作:「否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い」デボラ・E・リップシュタット著 1994年、アメリカ・ジョージア州アトランタで、ユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップ…

「おちゃめに100歳寂聴さん」瀬尾まなほ著 光文社

※ 1922年生まれの寂聴の秘書として、7年目を迎える1988年生まれの著者が、2人の日常を綴ったもの。 寂聴も病気や手術を何度も乗り越え、96歳が目前だ。 おそらく寂聴が亡くなった後も、著者は寂聴にまつわる仕事をしていくだろうと想像される。 ※ 確定申告、…

「蟻の兵隊」池谷薫監督 2005年

※ アムネスティ・イベントでこの映画上映を知り、昨日神戸まで出かけた。 なんという理不尽、戦争はこういう不条理も伴っていることを知った。 日本軍山西省残留問題を扱っている。 1945年8月に中国山西省にいた日本軍部隊は、この地方にいた国民党の将軍・…

上野千鶴子著「また身の下相談にお答えします」

※ これは2013年6月~2017年7月、朝日新聞土曜別刷「be」に掲載された「悩みのるつぼ」(50回分)を再構成したものだ。 愛媛県東温市に、高畠華宵大正ロマン館があり、当時のお悩み相談を投稿した雑誌が多く展示されている。時代を反映した内容が多いが、今も…

東京散策 その4(最終回)

※ 2日目は目黒の東京都写真美術館から。 生誕100年でユージン・スミス(1918~1978)展が開かれていた。 入ってすぐのところにあった作品で、キャプションによると彼の子供を撮ったもので、この1枚だけが撮影許可になっていた。 何と愛くるしいのだろう。「…

東京散策 その3

※ 円山町をもう少し続ける。 泰子は円山町のラブホテル街で直引きの買春をしていただけでなく、ホテトルにもつとめていた。 ホテトルでの勤務は土・日・祭日で、殺害される1997年3月8日にも、円山町のラブホテル「クリスタル」で4万円で売春した。このことは…

諸々のこと

※ 朝は5時前後に起きることが多いが、今朝は1時間早く目が覚めた。 下弦の月が南東方向にあり、そのせいで結構明るいが、星もたくさん見える。 薪ストーブの灰出しをして、ガラスの汚れを取り、安定して本格的に燃え出すには1時間近くかかる。 ※ 焚き木を拾…

東京散策 その2

※ 八広から渋谷へ移動し、午後は「東電OL殺人事件」(佐野眞一著)を確認していく。 仕事を終えた泰子は東電本社のある新橋から銀座線に乗り、渋谷でおり、ここ109のトイレで夜の化粧を施し、いつもの場所(道玄坂地蔵)に向かった。 泰子のルートを正確にた…

東京散策 その1

※ 1月20日・21日と都内を散策した。 まずは関東大震災時 韓国・朝鮮人殉難者追悼の碑(墨田区八広6-31-8)へ。 京成押上線八広駅近くにそれはあった。 加藤直樹著「九月、東京の路上で」を読み、訪れたいと思った。 碑の傍に以下のような説明文があっ…

原発学習会へ

※ 先日三木町Tさん宅で、原発学習会があった。 講師は志度町在住のOさん。 用意されていたレジメは4部で、①2016.3.9 大津地裁(山本善彦裁判長)で出された高浜原発3.4号機運転差し止め仮処分命令の主文と理由の要旨 ②2017.12.13広島高裁(野々上友之裁判長…