洗濯をしようとしたら

先ほど洗濯槽に汚れ物を入れていたら、夫のポロシャツにてんとう虫がくっついていた。
外に逃がしてやる。

手塚治虫火の鳥「大和編」か「鳳凰編」に、命を救ってやったてんとう虫が美しい女に姿を変え、男の妻になるが、男はそそのかしに乗り、妻を殺してしまうというシェークスピアのオセロと鶴の恩返しを思わせるような作品があったことを思い出した。

てんとう虫に恩返しを期待するわけではないが、殺生をしたくないのは歳を重ねてきたせいだろう。

きょうもう一つ思ったことは「臭い」について。
田舎に住んでいると、よいかおりというよりもいやな臭いをかがされることが結構多い。
鶏糞や牛糞などの肥料の臭い、ドラム缶で野焼きする化学製品が燃えるときの嫌な臭いなど。
野焼きは田舎では今でも結構多い。
ダイオキシン問題などはほとんど関心が薄い。
草や剪定の木などはもちろん問題ないが、ドラム缶では生活ごみも一緒に燃やす家庭もある。
きょうは揮発性のスプレーのような臭いが漂ってきて、松本サリン事件を思い出した。
下水道は整ったが、まだ家庭で汲み取りをしている家も結構ある。
田舎暮らしも当然ながらよいことばかりではない。