May be a lonely man

雨になる予報だったので、田んぼに置いてある枝を燃した。

散歩道で、時々見かけるおじいさんが、軽四自動車を脇に止めて、芝生の間に生えている小さな草を抜いていた。
どんぶりを伏せたような草の小山が、いくつかできていた。
ここには白い野良犬が2匹住み着いていて、時折通行者に吠えかかる。
通報者がいるのだろうが、たまに保健所の捕獲檻が置かれているが、今日も中のえさ入れは外に出され、犬が捕獲されないようになっていた。
これはこのおじいさんの所業だろう。
なんどかおじいさんが犬に餌を与えているのを見たことがある。
だから野良犬たちはこのおじいさんのお陰で、数年命を長らえている。

おじいさんは車の中で、ボーっとしていることが多いようだが、草ぬきをしていたのは初めてだ。
この辺りは、シルバー人材センターの人たちが、草刈りをはじめトイレや東屋の清掃をしているので、比較的いつもきれいに保たれている。

おじいさんは家で犬を飼えない事情があるのだろうか?