「ハイファに戻って」ガッサーン・カナファニ著

1948ハイファに暮らすパレスチナ人夫婦が、イギリス人・ユダヤ人の攻撃で赤ん坊を残したまま去らざるを得ない状態になる。
20年後に戻ってみると、イタリアからのユダヤ人夫婦と彼らの子供として成長した我が子がいた。

著者は1936年アッカ生まれのパレスチナ人で、36歳の1972年車に仕掛けられた爆弾で殺された。

先日は尊厳死を扱った「海を飛ぶ夢」(スペイン・2004)を見て、重い作品が続き、消化不良気味。