「創世の島」 バーナード・ベケット著 早川書房

★ ニュージーランドの作家によるヤングアダルト向けのSF小説ということで、自分ではまず手に取らない本を友人に紹介されて読んでみた。
 
描かれているのは100年後の社会。
作者は高校教師だが、小説の着想を得たのは、遺伝子を学んでいた頃だという。
 
普段、SFもヤングアダルト向けも読まないせいか、わたしには全くつまらない作品だった。
小説の構成や、幾体ものアンドロイドを登場させることによって、結局のところ作者が言いたかったことがわからない。
 
人間の愚かさか、現代社会への警告か、はたまたキリスト教の原罪について考えさせるものか?