桜色ののれん

★ 今の季節にぴったりの桜色ののれんが出来上がった。 ↓
 
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 母の羽織だった布。 ほどいて洗い張りに出そうとしたものの、汚れはとれないとのことで、自分で手洗いした。
古布は少しの虫食いやシミがあっても、それはそれで味わいもある。
羽織に再生はできなかったが、のれんに再生できたことはうれしい。
 
45年ほど前、母はこの羽織を着てわたしの中学の卒業式に列席した。
小学校の卒業式も高校のそれも、まるで何も覚えてないのに、中学の卒業式はこの羽織と共に思い出に残っている。
のれんの制作中に気付いたが、本当に春らしい色合いだ。
恐らく母はこの卒業式のために仕立てたのだろう。