ラジオ体操 -Consideration of the Japanese culture-

★ 早朝、ウォーキングからの帰りに、ラジオ体操に向かう子どもたちに出会うことがある。
なぜそれとわかるかというと、出会う時刻と体操出席カードをブラブラさせているからだ。
 
ラジオ体操の歴史は昭和とほぼ重なっているようだから、90年というところか。
わたしは小学校4年の時、隣町に引っ越しをしたが、転校はせずに校区の親戚の家まで自転車で行き、そこから学校まで歩いた。 帰りは同様に親類宅まで歩き、そこから自転車で自宅に戻った。
片道の距離は3~4kmだろうか。
 
夏休みのラジオ体操は当然欠席した。
6年になったとき、学校にプールが完成し、親たちが労働奉仕で芝生を植えた。
夏休み、わたしはときどきプールに通った。
ある先生が、「あなたは朝の体操には来ないのに、午後のプールには参加するんだね。」とイヤミを言った。
たぶん、わたしは「当然だろ!」と思ったと思うが、はたして恐縮したのだろうか。
しかし、その後プールを止めたり、体操に行った記憶もないので、やはり当然!と思ったのだろう。
 
このささやかな先生の一言が、50年を経て記憶に残っているのは、おそらく強い反発心を抱いたからだろう。
 
夏休みの早朝、子どもたちを一カ所に集めてラジオ体操をするのは、やはりとても日本的な事象で、北朝鮮でも行われていないと想像する。