2015年歩き旅

★ 一昨日予定通り帰宅した。

熊本駅宇城市不知火町御領~八代市日奈久~葦北郡芦北町~水俣市大黒町~出水市明神町阿久根市港町~薩摩川内市大小路町~いちき串木野市ひばりヶ丘日置市伊集院町鹿児島中央と歩き、船で那覇に渡り来年の旅につなげた。
今年は特に雨の日が多かった。

水俣病資料館で半日、知覧特攻平和会館で一日見学した。
靖国もそうだが、知覧も好戦的な連中に利用されている側面が否めない。
例えば特攻隊員の妻が幼子を道連れに、夫が心置きなく出撃できるように先に命を絶つ話などが美談的に語られたり、石原慎太郎の碑があったりすることなど。
しかし最後の手紙や多くの写真などの資料は貴重で、丁寧に見ていると一日でも足りない。

昭和22年8月2日 文部省は社会科教科書「あたらしい憲法のはなし」を発行した。
そこには以下のような内容がある。
こんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。「放棄」とは、「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
 もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。
この教科書ができて68年、何と情けない国会・内閣になってしまったことか。