映画「スターリンの葬送狂騒曲」ソレイユ2

※ 昨日鑑賞。
コメディーだが、ロシア政府は上映禁止に。
今のロシアでは、スターリンの独裁が否定すべき過去として共有されておらず、ホロコーストが克服すべき過去として、ドイツはもちろん世界各国で共有されているのと対照的だ。
上映禁止にしたことで、そのことが明らかになってしまった。
つまり世界の常識はロシアの非常識というわけだ。
こう書くと、アレッ?日本にも似たような事柄が…。

監督のアーマンド・イアヌッチは1963年生まれで、スコットランド出身のイタリア系イギリス人。
コメディーが得意な監督らしいが、政治風刺はイギリスの伝統でもある。

公式サイトにも、現在の世界情勢とのリンクとして、「この映画は、政府が情報をコントロールして、人々に何が真実で何が嘘かを伝えるときに起こることを教えてくれる。私たちは、情報収拾のために独立した手段を持つべきだ。」と述べられている。