三角点「伊座」(151.3m)へ

白鳥動物園の南に「伊座」がある。
動物園の入り口手前から東の引田・安戸池に向かう道を行く。
途中道の真ん中にイノシシの仕掛けがあった。エサはさつまいもと糠をおいてあった。
この道のどの辺りから南の山頂をめざすのか、わからないので適当に進む。

南に進路を変えてからは、道はない。
手はひっかき傷だらけになりながら、チョキチョキ脚や体に絡む諸々を切りながら・・・。

足下や目の高さ辺りばかり見ながら登っていて、ふと2~3胆茲両し高いところに、握り拳大のスズメバチの巣(うろこ状になっているヤツ)を発見。
おっと、危ない。
遠回り、遠回り。
しかし、ほとんど道のないところなので、3mくらい進むのにも結構時間がかかる。

頂上には、温度計の山頂標があり、えんま山や喜来山にあったのと同じ人が書いたものだ。
かなり古い昔の測量用具・・・3辰らいの棒の先に水平方向に120度間隔で3本短い棒が出ているもの・・・が残っていた。

以前私は、プロ棋士の人などは自分の仕事が世の中のどういう事に役立つかを考えて、悩むんじゃないかと考えていた。
しかし、そうじゃあないことがわかってきた。
パーソナルな充実感があれば、それで充分だということだ。
これも山歩きから得られたことのひとつだ。