ぼけますからよろしくお願いします。〜おかえりお母さん〜
※ 楽しみにしていた公開日で、三木町のKさんとソレイユ2へ向かった。
ときどき脳が壊れ始めているのかと思うことがある。
認知症を患い始めた人の不安と恐怖はいかばかりかと今なら多少想像することができる。
13年前に亡くなった母の暴言は、当時の私には受け入れられないものだった。
逝こうとする妻に「ええ女房をもろうたと思うとります」、また逝く母に「あなたの娘でよかった」と感謝することがどれほど安らかな別れとなるかこれ以上の言葉はない。
信友直子さんは良い仕事をしてくれた。
映画を見ている間は耳鳴りも気づかないでいられた。
私も穏やかに老いを受け入れていきたい。