久しぶりの雨

雨なので家で静かに過ごす。

かなり以前のことだが、グリルを開けたとき、数日前に焼こうと入れたシシャモが、哀れな姿で横たわっているのを見つけた。このときは、自分自身にショックを受けた。たいていの主婦は同時進行で数品の副食を準備していく。しかし、若い頃にはなかったことなので、やはり動揺したのだろう。
ちらし寿司の具を数種類細かく切って、煮る段階で一品入れ忘れていたということもある。
母を見ていて、自立可能かどうかの重要なポイントのひとつに、自分で料理ができるかということがある。私の場合は目下のところ愛嬌の範疇か・・・。しかし、ささやかな一品でも自分で作った方が美味しいと思う。これは、無意識的に自分を励まそうとする心の作用か?