昨日戻りました

5/31(土)
雨の中、夫が9:00から丸亀で用事があるとのことで、フライト時刻より2時間も早く、空港に送ってもらうことになる。
この場合文句も言いづらい。

千歳から札幌駅へ向かうJRの中は、ジャンパーや冬用のコートを着ている人もいた。
わたしも駅を出て、一枚重ね着した。

地図を見ながら三岸好太郎美術館へ向かう。
妻の節子さんの作品も少しあった。
宿は西区なので、また地図を片手に歩く。
この日の歩行距離は5~6キロかな?

6/1(日)
札幌市~南小樽 29km
小雨なのでカッパを着て出発。
出発の数日前から右ひざに少し痛みがあったが、途中でサポーターを着けた。
宿のおかみさんは83歳で、夫の実家が香川の詫間だという。

6/2(月)
南小樽余市 22km
短いトンネルが多かった。
足裏にできたマメが痛み始める。
夕方母がいる特養から介護度認定審査のことで電話が入り、この日からしばしば母の夢をみた。
疲れであまり食欲がないが、おかずは全部平らげた。

6/3(火)
余市~国富 27km
今回の旅で最も怖いトンネルがあった。
まずは1.3kmの稲穂トンネル。 次にすぐ南にある短いトンネルで、ここは車止めのセメントが白線とトンネルの壁との間にあり、歩行者の通路を余計に狭くしている。
仕方なく10cmほどの車止めの上を、右手で壁にタッチしながら歩いたが、全く恐ろしい。
今回のルートは避けられないトンネルがいくつかあるので、前は登山用のヘッドライト、後ろはリュックのまわりを反射たすきで囲い、安全ピンで留めている。
宿のおかみさんの温かいもてなしで、風呂にもすぐに入れてゆっくり休んだ。

6/4(水)
国富~雷電 25km
岩内で木田金次郎美術館を訪れた。
とてもよい美術館だった。
有島武郎からの手紙などもきれいな状態で展示されており、他の資料も豊富だ。
金次郎は49歳で夫人と結婚し、新婚旅行はモイワまで20kmの徒歩旅行だったという。
新婚旅行でこんな提案をされたら、わたしならホレ直すことだろう。
マメが痛むのでトボトボ歩いた。
ここはケータイも圏外で、宿もまたうら寂しいところだった。
最長の3570mの雷電トンネルも通過した。

6/5(木)
雷電黒松内 35km
出発してすぐ3個のトンネルが連続してあった。
左カカト上部にうっ血ができ、腫れてきた。シップ薬で処理した。
今回の最長距離なので、心して歩いた。
途中「歌棄(うたすつ)」という悲しい地名があった。
宿はさっぱりとして清潔感があった。
おかみさんの妹が高松に住んでいるとのこと。
夕食もマグロと納豆のキムチ和えなど変化があり、おいしかった。

6/6(金)
黒松内長万部 20km
出発から到着まで雨が止むことはなかった。
休憩もできないので、ただ黙々と歩いた。
今回雨用の帽子を用意したが、降り続けると頭頂部から滲みてきて、頬に落ちてくる。
とても寒く、早めに風呂を用意してもらった。
新聞をもらい靴に詰め、乾かせた。
夕刊で三浦さんが80歳で再々挑戦する決意を読み、まさに老人の希望の星!!
宿は食事なしなので、コンビニで買った。