また、りんごと地球のはなし

球体の大円上を紐で一周しプラス1mで紐を切り、大円の外に置くとき、紐と球体との間に出来る隙間は、球体の半径に無関係に一定であることが、信じ難いのはなぜか?

この問題を与えられてから40年近く経つ。
なぜかときどき思い出しては考える。
このブログにも書いたことがある。

りんごであれ、地球であれ、パチンコ玉であれ、ミクロの球体でも、無限大の球体でも、計算すると紐との隙間は1/2πmつまり15~6僂如球の半径には無関係になる。
数学は実にすっきりしている。
しかし、我々の心に不思議さが残る。
その不思議さについて考える。

1mという目の前に実感できる長さが、ミクロのものにも無限大のものにも、同じ影響を与えるという真実。
わたしたちは生きていくうちに、だんだんとその真実が真実でないと思い始める。
人生経験・生活経験というヤツだ。

だからときどきは思い出して、この真実を思い起こさないといけない。