The prior learning of the trip

福州・台湾のことについて読んでいて、岩石学の加藤祐三氏が’07.2.15付日中友好新聞に書かれた内容が興味深かった。

まず、「沖縄の北端は鹿児島の南端より北にある・・」という書き出しで、えっと思い地図を拡げたら全くその通りだ。
その沖縄北端の島「硫黄鳥島」について書かれてあった。
少なくとも14c後半にはこの島に人が住み、硫黄を採掘していた。
1376には琉球で採った硫黄を、馬とともに明への貢物としていたことが、琉球王朝の正史に書かれているという。
中国ではこの硫黄を使って黒色火薬を作っていた。
黒色火薬はBC3cに中国で発明されていたそうだが、ダイナマイトが発明されるまで二千年あまりに渡り、重要な火薬として使われ続けた。
1904に、700人の島民は久米島(那覇の西100km)に移り、その後何度か人が住んだが、1967に無人島になったという。

久米島には、硫黄鳥島からの移住者の子孫が暮らしているはずだ。