The telephone from my elder sister

☆ 所在のわからなかった長姉から午後電話があった。
戸籍を辿り、最終戸籍の附表をもとに出したはがきを読んでの連絡だった。

母をこちらへ引き取る前だから、約15年振りくらいのコンタクトだった。
しかし予想通りというか、声や話し方から伝わってくるのは荒んだ生活のようすで、気が重くなるものだった。
住所を頼りにこちらから出向こうと思うが、長丁場になりそうなので旅を終えてからのことにする。
謄本は全部で5か所の役所に請求した。
母の大まかなルーツは辿ることができた。

出発まで1週間となったので、旅の準備に専念するつもりだ。