「ことばは届くか」(岩波書店)

☆ この本は2004夏に出版された上野千鶴子と趙韓惠浄(チョ・ハン・ヘジョン)の6回にわたる往復書簡をまとめたもの。
表紙がやなぎみわの作品で、空の上で操縦桿を握る70代と思しき女性が写っており、一度見たら忘れられないカバー写真になっている。
二人はともに1948生まれの社会学者であるフェミニストで、上野は日本で有名人だが、へジョンさんも韓国では著名な学者なのだろう。
 
これを読んで、次に読もうと思ったのが辛淑玉著「鬼哭啾々」で、北朝鮮に帰還した辛の身近な人たちの詳細が書かれているという。