「チベット開山大運搬」を見て。

☆ 見たいTV番組はだいたい決まっている。
 
昨夜BShで、チベットの四川と青海の省界近くに住む少数民族のドキュメンタリーがあった。
車が入らない地域で、あらゆる生活物資を歩荷で運搬するのだ。
ズイラ山という4650mの山を越えて、20kmの山道を馬と人力でひたすら歩く。
 
荷物は米・窓枠・洗濯機などなど。
途中馬が荷紐で傷つき、動けなくなる。
谷底には力尽きて倒れた馬の遺骸もある。
 
片方は切り立つ崖、他方は谷底で、道幅は数十センチしかないところもある。
土砂崩れで命を失う人もいる。
 
洗濯機を背負い歩く主人公は言う。
食べるものがあって、着るものがあって、これで十分だ。