Spain 2

 
イメージ 1  ★セルビアにマリア・ルイサ公園という広大な公園がある。
マリア・ルイサとは何者か調べようとしたら、ナポレオンの皇后をはじめ、何人ものマリア・ルイサが出てきた。
 
公園に名づけられたのは、マリア・ルイサ・フェルナンダ・デ・ボルボン(1832.1.30~1897.2.2)で、この写真の人。
姉のイサベル2世の退位と亡命で、マリア・ルイサ・フェルナンダ一家も国外へ亡命していたが、晩年未亡人となりセビリアへ戻った。
1893年、サン・テルモ宮殿の庭園の半分を市に寄付したため、彼女の名が冠された。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2  これが夫のモンパンシェ公アントワーヌ(1824.7.31~1890.2.4)で、彼はフランス王ルイ・フィリップの末子だ。
 
イサベル2世の夫が同性愛者であるという噂を聞いたルイ・フィリップは、イサベル2世に子が生まれない場合はマリア・ルイサ・フェルナンダ王女に王位継承するとし、自分の息子と婚約させた。
 
このアントワーヌもスペイン王子となった結果、王位継承を企んだため、イサベル2世との間に緊張関係が生じ、アントワーヌ夫妻はマドリードを離れ、セビリアで暮らした。
 
イサベル2世の退位後目まぐるしい政変があるが、1874年末イサベル2世の息子アルフォンソ12世がスペイン王となり、ブルボン朝が復活した。