『地獄への道はアホな正義で埋まっとる』宮崎学著 太田出版

★ 故中坊公平氏と安田好弘氏の絡みをを詳しく知りたくて、この本を読んだ。
 
イメージ 1 まず、図書館に注文したが県内にはなかった。
そこで、ネット古書店で購入。
 
調べてないが、宮崎氏の著書は図書館にはないのかもしれない。
 
裏表紙の折り返しに、青木雄二氏との共著『土壇場の経済学』が紹介されていたので、これもぜひ読んでみたい。 この二人が一緒になるとどんなことが書かれているのだろう。
 
この本は1998.12.6の安田好弘氏逮捕から、翌1999.1.29に宮崎氏が住宅金融債権者管理機構の専務取締役・尾崎純理氏と対談するまでの顛末を中心に、当時拘置所にいた安田氏支援を呼び掛けたものだ。
 
176ページにある宮崎氏の発言、――住管機構を設立するにあたって、いろんないきさつがあって、そこに弁護士がドドっと関与するわけじゃないですか。それは問題があると。つまり、今までの日本的弁護士のあり方から、より積極的に国策に関与すると言う方向になるわけで。これで、弁護士の体質が変わってしまうんではと、危惧するんですよ。――
それから15年たち、宮崎の危惧は当たっているのでは。
弁護士が国策に添った方向に動くと、原発関係も暗い。