松下竜一著『母よ、生きるべし』

★ この本は松下竜一が、彼の妻洋子さんの母(三原ツル子)に恋をした馴れ初めから、ツル子さんが肺がんの病で64歳で亡くなるまでの28年間の生活を描いた作品だ。
 
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25歳で11歳年上の人妻に恋をし、11歳年下のその人の娘と結ばれることで、恋人とその娘の二人を守っていこうと決意する。
ツル子さんが亡くなったのは1990.5.12だが、24年後の今も癌の闘病はさほど変化がないように思われる。
ただ、松下家の場合は家族、親類が付ききりで病院に付き添っているが、今はそれができる家庭は皆無だろう。
今年親しい友人を癌で亡くしたので、病気の進行の描かれ方が、身に迫った。