生物学者 福岡伸一

★ 毎週日曜日の日経新聞に、福岡伸一が「芸術と科学のあいだ」というコラムを連載している。
私は彼のファンなので楽しみに読んでいる。
 
8/31付は「示準化石」のことが書かれてあった。 引用すると、
――示準化石というものがある。 それが見つかることによって地層の地質年代を特定することができる化石のことである。 たとえばある種のアンモナイトジュラ紀の、三葉虫カンブリア紀示準化石となりうる。 示準化石には条件がある。 現生しない生物であること。 分布領域が広く、あまねく、容易に多数発見できること。 短期間のみ栄えた生物であること。 急速に拡大した種は、その急速さゆえにどこかで破綻を来たし、急速に滅びに向かう。 何億年か先、人類は示準化石となる可能性が高い。――
 
原発(核)をなくさないと何億年先どころか、人類が示準化石となるのはもっともっと近いのではないか。
放射能漏れが続く福島と同様に、活断層の上にあり燃料交換装置の落下事故(2010年8月)以来運転も廃炉もできない状態の敦賀高速増殖炉もんじゅも最も危険性が高い。
 
 
★ 明々後日早朝、サンチアゴ・デ・コンポステラ巡礼に出発する。
20日に帰国するが、歩きは7日間で距離は130km。
歩きの場合は100km以上、自転車の場合は200km以上でないと、巡礼証明書がもらえないそうだ。