参院選のこと

★ 6月16日毎日新聞東京夕刊に、澤地久枝さん(85歳)が書いている。

憲法の一つ一つの条文が政治によって裏切られている」
9条だけでなく、たとえば25条の「最低限度の生活を営む権利」や26条の「教育を受ける権利」など。
99年の周辺事態法、国旗国歌法、盗聴法、2003~04年の有事法制、14年の特定秘密保護法、15年の戦争法(安保法)とズルズル通った。 今が後戻りする最後のチャンスだ。

澤地さんは毎月3日午後1時、「アベ政治を許さない」と金子兜太(96歳)が揮毫したポスターを掲げ、国会正門前に立つ。 3度の手術を受け、心臓にはペースメーカーが埋め込まれている。


★ 辺見庸氏が新聞のインタビュー記事を自身のブログにpdfで載せている。
 ※ 「テクノロジーは後退できないが、政治は退歩することがある。いま、その最中では」
 ※ 「この社会システムが必要なのは購買者・消費者としての人間であって、怒る人間とか変  革する人間ではないということだと思うんです。」
                   (朝日新聞インタビュー 2016年1月21日)

 ※ 多くの日本兵は戦後、日中戦争での虐殺、放火、略奪、強姦を伏せたまま生きた。
 ※ 今、日本は負の歴史の消去、修正主義がはびこる。
 ※ 1937年(注:南京虐殺の年…ブログ投稿者)は、今現在の真相を見抜くヒントが詰まっていた。
   同年、NHKが国民唱歌の放送を開始し、第一回は「海ゆかば」だった。
                  (神奈川新聞インタビュー 2016年2月26日)

 ※ 国家として、ここまでは武力は持つべきなのは当たり前だといった議論が一番危険だ。 
   世界でも特殊な日本という国には、特殊な絶対反戦主義の9条は必要だ。
 ※ 今、明日にも死にかねないような人間たちは増えていると思う。 これからも増えていく
   だろう。 人間が剥き出しにされている。 僕は、その剥き出しにされていく最も脆弱な、
   最も貧しい人の視点が起点にならないといけないと思っている。
 ※ 他国との武力衝突、反テロ戦争に突き進むと、一気に愛国化、翼賛化する可能性が非常
  に強い。 それは歴史が証明している。
 ※ メディアは必死に「日常」をこしらえているように見える。
                  (神奈川新聞インタビュー 2016年2月27日)

★ 倉本聰氏も最近の毎日新聞で述べていた。
 ※ 福島の原発事故で、オリンピックどころではないのだ。