6本目にしてやっとドキュメンタリーでない作品で新鮮だった。
予備知識なしで見たので、女学生役のワカナ役の女優が
樹木希林の孫であることは後で知った。
ハンセン病が扱われた映画といえば、「ベンハー」と「
砂の器」が浮かぶが、圧倒的に少ない。
このような小説をも書ける人なのだ。
主人公の徳江さんは晩年の数ヶ月をどら焼きのあんを作ることで、生き切った。
結局は差別がその生きがいを奪うのだが、代えがたい思い出を持つことはできた。
カナリアのモチーフはどう捉えたらよいのかわからない。
自由を求めてかごから出ても、飼われた鳥は野生に戻れない。
★ 黒豆ご飯を炊こうと豆を煎った。