新聞から

⭐ 一昨日自治について書いたので、今日の新聞ーーシリーズ 憲法70年 地方自治から考えるーーに目がいった。
論者は木村草太、今井照、片山善博の3氏。

※ 木村氏は昨年12月の辺野古の埋め立て承認取り消しをめぐる最高裁判決をあげ、憲法92条、憲法95条がないがしろにされている状況を憂えている。
立憲主義を破壊する判決を国民が見過ごしていると、他の自治体でも沖縄基地問題と同じことが起こり売ると指摘している。

※ 今井氏は明治以降の大合併の繰り返しで、日本の基礎的自治体は世界に稀なほど大規模・広域化してしまったことを危惧する。原発事故後の双葉郡葛尾村(小規模自治体)と南相馬市小高町(大規模自治体)の対応の違いをあげ、緊急時に大規模・広域化した市町村は住民にどれだけのことができるだろうかと案じている。葛尾村は100km離れた会津坂下町まで住民を誘導できたが、小高町の住民は自力でバラバラに逃げるしかなかった。

※ 片山氏は安倍政権下での地方自治は後退している。ある種の自発的な中央集権になっており、こんな芸当は中国やロシアでもなかなか難しいのではないかと述べる。

3氏とも地方自治に関して、現行憲法を変える必要はなく、現行憲法の実質化が求められると主張している。


⭐ 草抜きの時長靴を履くと暑いので、運動靴を履いていたら、左足くるぶし上部をムカデに噛まれた。
すぐにデルモベート軟膏をぬった。この薬は以前蜂に刺された時、病院で処方してもらったステロイド剤だが、炎症にはよく効く。
きつい薬なので、ハチやムカデに刺された時にのみ使うようにしている。
処置してから長靴に履き替えた。