夏の終わり

⭐ 今年は初めて夫がマクワウリを5株植え、10個は食べられたように思う。
土についている部分が黒くなったり、腐ったのもありだが、初めてマクワウリの美味しさを知った。
冷たく冷やして、ほのかな甘さとみずみずしさをつくづく美味しいと思った。
旬の時期は毎食後楽しんだ。
農家でなかったせいか、子供の頃はスイカばかりで、マクワウリを食べた記憶がない。

イカといえば思い出すことがある。
幼い頃、近所にかしわと焼き芋を売る店があった。近所の人は「かしわや」と呼んでいたが、本当にかしわと焼き芋しか売ってないのだ。
焼き芋は大甕の中に吊るされて焼かれていたが、熱源がなんだったのか知らない(子供の背丈に余るほどの甕の大きさなので、多分中を見たことがない)が、おそらく練炭のようなものではなかったか?
かしわは100gとか200gとかの量り売りで、木の皮に包んでくれた。
私は焼き芋よりもかしわの方に興味があり、木の皮にかしわをのせ測る作業を見るのが好きだった。
それで、うちでもこの「かしわやさんごっこ」をよくやった。
かしわの代わりにスイカを使うのだ。
イカを食べた後の固い外の皮をのけ、黄緑色の部分を刻み、かしわに見立てる。
木の皮に包み、秤にかけて、かしわ屋さんになりきる。

かしわやさんもなりたかったが、風呂屋の番台の仕事も憧れていた。
狭く囲われた空間が好きだった。
でも閉じた空間は嫌なのだ。
子供の頃は年に一度くらい高松三越に行くのが最大の楽しみだった。
当時はエレベーターガールがいて、一日中この箱の中で働いている。大きくなってもこの仕事だけは嫌だと思った。


⭐ 今年は今のところ腸炎も起こしておらず、酷暑に耐えた疲れが出る頃なので、昼寝をして睡眠を補うよう心がけている。
腸のために今食べているメニューは、プレーンヨーグルトにきな粉を入れ、黒砂糖をかけたものだ。
バナナもサツマイモもR1ももずくもいろいろ試したが、どれも長続きしなかった。
このヨーグルトきな粉は比較的長く続いている。