映画「ラッカは静かに虐殺されている」ソレイユBF

※ マイナーな作品のためか20:20からの1回上映なので、夜から出かける。(8月2日)

舞台は2014年6月、ラッカはISに制圧されていた。
町中に繰り広げられる公開処刑で、道路脇に吊り下げられた人間の頭部。
海外メディアも報じることができない惨状を世界に伝えるため、市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Racca is Being Slaughtered Silently)が秘密裡に結成された。
彼らはスマホを武器に、「街の真実」を次々にSNSに投稿。
RBSSの発信力に脅威を感じたISはすぐにメンバーの暗殺に乗り出す。

作品の公式サイトに原一男が以下のコメントを寄せている。
ーー作品を見ている間じゅう鳥肌が立って、見終わってからもしばらく引かなかった。
たまらなく怖かった。
暴力的、理不尽な死がかくも日常的な風景になった。
阿鼻叫喚の地獄の様をこの現世に実現させてしまった人間の怖さ。
このニッポン国の明日にもその地獄絵が迫っているという危機感をニッポン人は理解しているのだろうか?ーー

2014年夏はジャーナリスト山本美香さんもアレッポで殺害された。

今シリアは第三次世界大戦のような状態だという。
RBSSとISとのSNSを駆使した情報戦。
日本人に何を望むか?との質問に、RBSSは日本社会の中でも、一人一人の人間を大切にしない思想と戦うことが大切と答えた。

さて、今日の新聞で吉村洋文大阪市長を知った。
なんと、大阪市の学テの成績がかんばしくないので、学テの成績を教員の手当に反映させる人事評価を検討中だという。
愚かな市長だ。大阪市民はこのような一人一人の人間を大切にしない思想と戦って欲しい。
このような人事評価が導入されれば、教育の質の悪化は避けられない。
こんなに単純なことがなぜわからないのか。



※ 近頃の昼ごはんはほとんど素麺。
それはいいのだが、悲しいかなそうめんを束ねている紙の端っこをなかなか見つけることができなくなっている。歳をとるのはそういうこと。


※ 午前中の太極拳の練習から戻り、まずはシャワーを浴びていると来客があった。
「はーい」と大声で返事をしておいてから、「おとうさ~ん」と2度叫んだ。
夫の部屋は玄関のすぐ横なので、訪問者があれば気づかないことはないはずだ。
面倒なので気づかないふりをしているのだ。
仕方ないので、ちょっと待ってくださいと慌てて下着と服をつけた。
近所の人だったので、「ごめんね。シャワーを浴びていて裸だったの。」と正直に答えた。