愛媛で その2

20日
新居浜在住のもう一人の友人をピックアップし、3人で今治へ向かった。
彼女は愛媛県内で小学校教員を勤め上げ、乳がんも克服し、俳句・短歌・コーラスなど楽しみながらの毎日だ。

雨の中、まずは古墳の里朝倉へ。
降っていなければ野々瀬古墳群を始め、歩きたいところがたくさんあったが、美術古墳館のエントランスに向かう敷石と芝生も雨を溜めて一歩を出す場所を探すほどだった。
考古室の展示ケースには芥子粒ほどのガラス(石)に穴を開けたものがあり、不思議この上ない。
1500年前の営みを想像できる大切な場所だ。

次は玉川町にあるマクロビの店MAGNOLIAで昼食。
メニューは季節野菜の天丼、きのこの白あんかけ、小松菜の胡麻和え、若芽と玉ねぎの天然醸造味噌汁で、どれも美味しくいただいた。

玉川近代美術館へ移動するが、スマホのカーナビのご機嫌が悪いのかMAGNOLIAへ向かう時も美術館を探す時も違ったところを指示した。
ここはこんなところにこんな作品が、と驚く展示がたくさんあった。
好きなものではルオー、松本竣介など、有名どころでは藤田嗣治黒田清輝ゴーギャンピカソなど。周囲の風景も美しく、落ち着く。
美術館のすぐ前にAコープがあり、前日食べて美味しかったししとう、早生みかんなど土産に買う。

さて、この日の夕食はいもたき。
土居産里芋は「伊予美人」という品種だという。
いもたきを初めて食べたのは30年近く前で、西条市を流れる加茂川の河原でだった。
全国的にはどうだか知らないが、愛媛は川のあるところは全てこの季節いもたきを楽しんでいるのではないだろうか。
土居を流れているのは関川で、この日は雨が上がったばかりのぬかるみなので、持ち帰り客が何名かいたようだ。テントを張ったところで受付販売している。

注文してくれていた品を受け取りに私も付いていった。
一人分は1500円で、出汁を始め丼や箸もついている。
里芋をメインに多品種の野菜と鶏肉、シメのうどんも入っているので、とても合理的な料理だ。

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焼酎のロックとともにこの日もたらふく頂いた。