師走の日々

※ 15日…歳暮を買いに○ルナカ三木店へ行く。買い忘れがあり、いったん帰宅してから○ッグ寒川店へ。どちらも客が多い。


16日…午前は松元ヒロ主演のドキュメンタリー映画を観るため高松ミライエへ。

監督はリラン・バクレー。
松元ヒロはわたしと同い年、頑張る様子が好ましい。
年間9千億円の思いやり予算が、あらゆる経費のみならず、米兵が日本で起こした事件や事故の被害者への賠償金にまで使われていることを知った。

午後は文書館へ移動し、職員による「香川県の誕生」講座を聞く。
この日は午前2時頃から起きており、前から2番目の席で居眠りしながら聞いてしまった。


17日…ソレイユ4Fにて「運命は踊る」を観た。

この監督は1962年生まれだが、1982年のレバノン介入に砲手として加わった経験を持っている。

1982年、PLOの排除を目指しイスラエル軍レバノンに侵攻し、ベイルートを攻撃した。
その結果PLOは退去し、チュニジアに移った。その時キリスト教民兵パレスチナ難民キャンプを襲撃し、多数の非戦闘員を殺害した。
さらに衝撃を受けたのは、アウシュビッツから生還したプリーモ・レーヴィがイタリアの新聞でその非道さを訴えたにもかかわらず、彼は自死に至った。
アウシュビッツよりも耐え難かった社会の反響とはどれほどのものか?
イスラエルレバノン侵攻と聞くと、わたしは必ずプリーモ・レーヴィの死を思う。
彼については徐京植の著書に詳しい。

映画に戻るが、ラストはアルヴォ・ペルトという1935年エストニア生まれの作曲家による「鏡の中の鏡」(1978年の作品)が流れる。
誰もが理由なく生を奪われる世界で、生きる意味はどこにあるのか?
心が痛く、ヒリヒリする。