中村敦夫朗読劇「線量計が鳴る」於高松2月24日

中村敦夫はなんと言っても70年代はじめの「木枯し紋次郎」で知られた人だが、私はまともにこのTV番組を見たことがない。

しかし現在80歳を迎えた彼が原発に物申す姿を見たかった。

人混みは極力避けているが、医療用マスクを付け会場の社会福祉センターへ向かった。

それなりに老人になっているが、声は聞き取り易く心地よく耳に入ってきた。

途中10分程度のトイレ休憩を挟んで、2時間の朗読だった。

いつの間にか引き込まれ、共感したり強く支持したいと思うところでは拍手している自分がいた。

 

世の中にいろいろの不条理があるが、原発はその最たるものなのに、これをなくすことに多くの人の声が結集できないもどかしさ。

福島の放射能災害から9年が経つのに、これまでのありようからチェンジする兆しが見えない。何をおいてもこのような人災を起こさないと言う決意が見えない。

これからも反原発の集いや催しにはできる限り参加したい。