ビッグコミック18号はなぜ小川淳也の表紙か?

ビッグコミックを読んだことがない私のようなおばあさんが、小川淳也の表紙というだけで買いに行った。

近くの書店は売り切れで、志度の書店も同様。車で20分ほどかかる東かがわの店にやっと在庫ありだった。

後で娘に聞くと、その類の本はコンビニなら間違いなくあるという。

私にとってコンビニはコンビニじゃないのだ。

さて、小川淳也は表紙の人なだけで、中身はコミック コミック コミック・・・。

 

去年6月コロナ感染にビクビクしながらも観たい欲求が強く、高松まで出かけた。

もちろん大島新監督の「なぜ君は総理大臣になれないのか」で、鑑賞者は高齢者が多かった印象がある。

こういう人が政治家にいることが希望だ。

大島新監督は信友直子の「ボケますから・・・」もプロデュースしているという。

 

 

二男が帰省中、大島新監督の父大島渚監督の「青春残酷物語」のDVDを見た。

描かれているのは1960年で、そこには生きる芯を見いだせない若者のヒリヒリした刹那的日常と最後に訪れる死がある。

ここには少しの希望もないが、60年はそういう時代だった。樺美智子もそういう中で殺されたので、この作品を見ると時代がよくわかる。

 

大島新監督は1969年生まれ、今後の作品を楽しみにしている。

ビッグコミック小川淳也の表紙は「なぜ君は・・・」の作品がなければ生まれなかったのは確かだろう。