地中美術館訪問

6/30 前日東京から戻ったばかりで、疲れがあるものの、この美術館学芸課が企画するトークの講師(早稲田大学教授 竹田青嗣氏)に興味があったので、友人と二人で出かける。
私はJRで、友人は琴電でそれぞれ高松駅まで行き、フェリー乗り場で待ち合わせた。

かなり以前、センター試験の国語に竹田氏の「井上陽水論」の一部が掲載されていて、それを読んだときにこの哲学者を知った。
トークの内容は概論的であまり面白くなかった。一時間半の枠だから仕方ないのかもしれない。

直島全体の美術館エリアは3つに分かれている。
まず地中美術館だが、安藤の建築を含めて4人の作家の作品がある。
4人ともにキーワードは光だろう。

次にベネッセハウスで、美術館とホテルがいっしょになっている。
一番驚いたのは2fにある須田悦弘の「雑草」という作品。
よほど注意深く見ていないと見落としてしまいそうな小さな小さな作品。
5僂らいの雑草がコンクリートの壁から生えているように展示してある。
これは朴の木で作られて、彩色してあるという。
須田の感性が職業に結びついた幸せを思う。
このエリアは屋外に、有名どころでは草間弥生の「南瓜」がある。

最後が家プロジェクトと呼ばれる建物群だが、今回はここがトークの会場だったために、見学はしていない。

朝一番のフェリーに乗って、地中美術館のカフェでお昼を食べ、2:00からのトークに少し時間があったので、本村の町並みを散歩しながら見学し、講演後は宮之浦港へ。移動は反時計回りに全て歩いたが、
最終のフェリーにはちょうど一時間あったので、ソフトクリームを食べながら休むことができた。

建物や作品が自己主張しすぎず、とけ込む印象があった。
トイレなども表示していないので、案内図を見て場所を確認するという風だった。