箸蔵街道を歩く

昨夜は夫も私もそれぞれの忘年会で夕飯は外で食べることになる。

日曜は箸蔵街道を歩く予定だったので、今朝は6:20に起きた。
徳島の箸蔵寺から讃岐財田駅までの箸蔵街道を初めて歩いた。

調べておいた讃岐財田駅9:32発で箸蔵へ行くため家を7:30に出発。
家から財田駅までは1.5時間を見込んで、30分は念のためゆとりを持つ。

主に参考にしたのは「分県登山ガイド・香川の山」。
これは財田駅をスタートして箸蔵駅へゴールする内容になっている。
しかし土讃線のこの区間は、2時間に1本くらいの間隔でしか列車がない。
財田から歩くと、箸蔵発2:03のを逃すと帰りが暗くなる。
そこで財田駅に車を置き、始めに列車で移動して箸蔵から歩くことにした。

定刻に来た列車は山間の途中で急に止まると、バックし始めた。
何事かと車窓から覗くと、箸蔵までには途中に一駅「つぼじり」という駅がある。
軌道とつぼじり駅との間は高低差があり、バックして駅の引き込み線に入ったわけだ。
しかし、人家などは全く見あたらない山間の駅で、近辺には車道すら見あたらない。
ここに停車中に急行が1本反対方向へ通り過ぎた。
ローカル線の味わいたっぷりだ。

列車の中は数名のリュックを持った登山者らしき乗客がいたが、箸蔵で下車したのは私ひとりだった。
箸蔵駅から箸蔵寺本殿までは1時間あまりかかった。
ものすごい階段があった。
幾人かの参拝者があったが、ひっそりとしたたたずまいで落ち着く。
階段にモミジがたくさん落ちていたので、紅葉の季節にはさぞきれいだろう。

途中、馬除けの廃屋(ここでお弁当にした)・二軒茶屋・六十五丁の丁石・展望休憩所などのポイントを確認しながら進んだ。
すれ違ったのは男性の登山者一名のみ。
歩きやすく雰囲気のよい街道だった。
財田駅には予定より30分早い2:30に着いた。
夕飯の買い物を手早く済ませ、4:00には帰宅できた。満足の一日。