Guevara Part2

昨日ゲバラPart2を見た。

変装してボリビアに入国し、殺されるまで、一年足らずの日々。
キューバで成功した革命が、なぜボリビアでは失敗したのか?
映画からうかがえるのは、住民の支持があるか否かということ。

農家から食料を調達してお金を払うのだが、ボリビア農民はお金をもらっても使うところがないので、しょうがないという。
つまり、農民にとってお金は無価値で、食料のほうが大切なのだ。
ゲバラにはこの理解がなかった。

前編・後編通じて感じたのは、妻が出てこないこと。
最初の妻はまったく登場せず、二度目の妻は前編の最後と後編の最初にワンシーンほど登場するのみだ。
ゲバラの人間像を描くには妻が必要だろう。
アルゼンチンでは9割がカトリックということだが、ゲバラはなぜ2度の結婚をしたのか?
以前、青森県住宅公社職員がチリ人妻に、数億円を横領して貢いでいた事件があったが、ラテンの人々の結婚実態と日本のそれとは大きな違いがあるのかもしれない。
映画はゲバラの人間としての全体像を描き切っていない点で、ちょっと物足りない。