映画「チョコラ」

徳島蔵本駅前の映画館へ友人と見に行った。

ケニアストリートチルドレンの実態を知った。
徳島出身の松下照美さんという女性が、子供たちを保護する組織を運営している。
夫を亡くし、この活動を始めて10年以上になるという。
自身も脳梗塞の大病を経験している。
自然体で魅力的な人だ。

この組織の日本での支援事務所が四国中央市・土居にあることも驚いた。

エイズ・シンナーなどのドラッグ・喫煙・父母の育児放棄 etc 絶望的な状況の中、こどもたちはプラスティックや缶を売って、その日の食料を得る。
外国人に、「帰国するなら僕たちのうちの一人を連れて行けよ!」というたくましさ。

映画のキャンペーンで帰国している松下照美さんははやくケニアに帰りたいという。
辺見庸氏は言っていた。
今の社会が体に合っていないという生体反応。松下さんにとっても日本社会は生体として受け入れがたいのだろう。