「ナショナリズムの克服」(姜尚中・森巣博著/集英社新書)

☆ 相手が森巣なので、本音のトークが結構多く、読後感はすっきりしている。
とくに大塚久雄の経済史研究に対する姜の見方を知ることができてよかった。
第一刷は8年前に出版されている。
 
☆ 朝のウォーキング中、夫婦連れが追い抜いて行った。
とても早足だ。 というより私のペースが落ちているだけか? 右膝に痛みを感じ始めて1ヶ月になるがかなり緩和されてきつつある。 腰が痛むときもある。 手のひらを当てているとじんわりした温かさに痛みが和らいでくる。 こんな状態だから近頃はかなりゆっくりしたペースだ。
ときどき小動物の遺骸が道端にある。 ヘビとか猫など。 できるだけ離れて通り過ぎようとするが、異臭がする。
こんなに小さな動物でもひどく臭うのに、広島や長崎の20万人の遺体が放つ臭いを想像すると気が遠くなる。
 
☆ 節約生活について。
ノーマ・フィールドが祖母(明治生まれ)を描いている中に、物干しが壊れたら針金で直して使っていたというくだりがあり、自分も似たようなことをしているのを思ってにんまりした。
靴下などの小物干しの洗濯バサミの部分がよく壊れるが、その度に新しい洗濯バサミに取り換えて、もう20年は同じものを使っている。
こういう生活の仕方は多少ゆとりができても、あまり変化するものではないようだ。