『妖婆』 今井正監督 1976

★ 原作は芥川龍之介
幼い頃から姉妹のように育った従姉(稲野和子)が、婿養子を迎えた金持ちの娘(京マチ子)への嫉妬から呪いをかけることから悲劇が始まる。
稲野和子は顔立ちが役柄にぴったりで、怪しげな行者役の三国連太郎もこのような役がハマる。
エクソシスト』がヒットしたのは1973年で、この作品もオカルトブームの一環として制作されたのかもしれない。
主演の京マチ子は撮影時52歳で、18歳で祝言を挙げるところから映画は始まる。
 
最近ネットのニュースで、オセロの中島が霊媒にハマり、マンションの家賃が払えなくなり、オーナーの本木雅弘から訴訟準備がなされているとあった。
弱さに付け込む方と付け込まれる方と、やはり問題は双方にあるのだろう。
 
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