『不信のとき』 今井正監督 1968

★ 原作は有吉佐和子
エリートサラリーマン(田宮二郎)の元愛人(岸田今日子)、正妻(岡田まり子)、現在の愛人(若尾文子)が産んだそれぞれの子どもが全て、自分のこどもでなかったというアイロニー
デパートの屋上で、笑みを浮かべる田宮二郎(ラストシーン)は、自らの愚かさを笑ったのか?
 
田宮はこの映画の10年後、猟銃自殺で命を絶つ。 享年43歳。
 
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以上、今井正特集6本は、いずれもなかなか見ごたえのある作品ぞろいで、堪能できた。
 
 
★ 大阪番外編。
 
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 天神橋筋商店街で見つけた200円のうどん屋さん。
食べてみたかったが、あいにくおなかが減ってなかったので、またの機会に食べてみよう。
 
さぬき人としては気になる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3 天満天神繁盛亭の緞帳。
やはり○百万円するのだろうか?
 
曲芸・津軽三味線と8人の落語を聞く。
落語は庶民の生活を描いているものが多いので、酒飲みの話や夫婦の掛け合いなどが、よくでてくる。
 
3時間はすぐに経った。
 
 
 
 
イメージ 4 地下鉄『谷町四丁目』9番出口をでるとすぐ、『大阪歴史博物館』の建物がある。
 
柳宗悦展が開かれているが、訪れた日は写真家藤本巧氏の記念講演があり、これが目当てだった。
藤本氏は大変真面目そうな方だった。
1970年と2011年に同じ場所を撮った写真を比較しながら解説し、写真の記録がいかに貴重なものであるかがわかった。
 
韓国を訪れてみたいと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5 歴博9fで、職員に中世・近世の大阪を解説してもらった。
当時の大阪はこの地図の色が付いている部分で、そこには梅田も難波も入っていないごく狭い部分のみ。
 
『梅田』は『埋田』の音を充てたもので、人が住んでいるところではなかったという。
 
あと、聖武天皇の頃の『難波宮』跡地下遺構見学もあり、時間がないので、あちこち走りながら慌ただしい見学だったが、もっとゆっくり見てみたい。