『護摩山』 433m さぬき市
とても傾斜が急であることがわかる。
『岩頸(がんけい)』といって、マグマの通り道が地表に残ったもので、この山が自然記念物に指定されている所以だ。
初めての山ではないのだが、登山口の記憶がなく、しばらくあちこち探したが見つけられなかった。
仕方なく多和小学校まで戻って、先生に教えていただいた。
その登山口が神社右手のここ。
傾斜が急だし、神社の敷地のために切り通しにされた斜面のようで、先に探した時もまるで気付かなかった。
山頂に行ってわかるのだが、実はこの山はまだ10周年記念標識が設置されておらず、ボランティアガイドの方たちが間もなくそれとわかるテープでも貼られることだろう。
ここが山頂。 どの木に標識が付けられるのだろうか。 帰りは登ってきた位置と反対側にもう一つ道があったので下り始めるが、途中で見失い、山頂に戻り来た道を下りた。
地表からぬっと突き出た形の山なので、木がなければ遠くを見渡せるだろうが、御覧の通りで眺望はきかない。
あと10日足らずで閉校になる多和小学校の護摩山側からの眺め。
校舎の北側にお遍路さんの休憩所があり、登山の際にはそこに駐車でき、トイレもある。
もう10年以上前のことだが、この学校に人形劇公演で訪れた際、校長先生が平地の気温より2~3度は低いと話されていた。
学校がなくなることは地域の人たちにとってはとても淋しいことだ。
この山の北側に『矢倉山』という山を見つけた。次回山頂標識の写真を撮りにきたとき、登ろうと思う。
陸前というからには宮城にあるのだろうと、東北に縁が薄い私などは思う。
地図を拡げてみて、なるほどと思った。
岩手県釜石の南から西にかけては千メートル級の山が連なっていて、明治以前の旧国境はこの山で陸中と陸前が分かれていた。