朝出発直後霧雨の中、
久美浜湾の内海では高校生たちがカヌーの練習をしていた。
この日京都から兵庫に入った。
左足親指が痛み始め、爪が黒く変色し始めた。
城崎はやはり
志賀直哉が売りのようで、城崎から竹野に入る山道に、『
志賀直哉ゆかりの大桑の木』という看板があり、この説明書きがあった。
京都から兵庫に入る三原峠と、城崎から竹野に入る鋳物師戻峠の二つの峠を越えた。
美しい竹野の風景。
このような土手の小川は香川にもない。
昼前、お堂の掃除をしているおばあさんに見とれていたら、体のバランスが崩れて転んだ。
転ぶとリュックの重さで、サッと起き上がれない。
たぶん道路の凸凹に引っ掛かったのだろう。
歩き旅ではこのようなささやかな出来事がそれからの歩きに支障をきたすので、転ぶことは要注意だ。