むのたけじ著『戦争絶滅へ、人間復活へ』

 
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 ★ 著者5年前の著書で、93歳の時のものだ。
 
むのさんは言う。
―― わたしはこうして長生きして本当によかったと思っています。いままで人生とは、子供から青年になって、壮年になって、六十で定年を迎えて、あとは老いて死んでいく、というふうに考えられてきた。 
 でも、そうではない。私はこれまで生きてきて、九十三歳のいまが一番頭がいいと思っています。年を取ってから、社会事象を受けとめて解釈する自分の能力が本当に強まった、という気がしてならない。 ――
 
わたしも同感するところがある。
本を読んでいても、若いころより理解しやすくなってるように思うのだ。
 
 
 
 
 
イメージ 2 ★ これは先日ヤツデの葉裏で、羽化に失敗していたセミを見た翌日、バラの葉裏でやはりうまく羽化できなかったセミ
 
早起きして庭を観察していると、意外にこのようなセミを見る。
人の出産と同様に、羽化するのが当たり前のことではないのだ。 出産も羽化も常に危険と隣り合わせで、命の誕生が有り難いことに気づいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
★ 次男が二泊し職場に戻った。
バイクで大川山にも行き、同級生の墓参も済ませ、ちょうど激しく降り始めた雨の中バス停に向かうことになった。