姜尚中著『心』集英社
★ 姜尚中の最新刊を読んだ。
震災後の遺体引き揚げ作業に携わった20歳の青年と、姜尚中とのメールのやり取りで話は進行していく。
少し抜粋すると、
◎ 生るるに時があり、死ぬるに時があり、
植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、
殺すに時があり、いやすに時があり、
こわすに時があり、建てるに時があり、
泣くに時があり、笑うに時があり、
悲しむに時があり、踊るに時があり・・・(伝道の書)
◎ 「死って何?」・・・
遺体を一つひとつ引き上げて、一人ひとりの死と向きあっているうちに、とにかく、僕、「自分、生きなきゃいけ ない」ってすごく思うようになったのです。
◎ ・・・死とはけっきょく、生き残った者の思いなのだ
最後は姜尚中自身の息子へのオマージュで終わっている。
★ 本の後ろのマグカップについて。
私たちが探したのはほんの一部分なので、丁寧に探せば見つかったかもしれない。
そこで、娘が600cc入るビア・カップをネットで見つけ紹介してくれた。
さすがに、600ccカップになみなみとは入れないだろうから、購入を決めた。
割ったときのために2個。
★ 午前中肺の定期検診へ。
ドクターが代わっていた。