「チムール」川崎淳之助著 朝日選書

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★ 昨年ウズベキスタンに行ってから、書架のこの本を読まねばと思っていた。
1977年発行だから古いのだが。
 
のっけから驚いてぐんぐん読めた。
というのは、シェイクスピアの「ハムレット」、「マクベス」、「リア王」などの作品の方向を決定づけたのが、チムールを描いた「タムバレイン大王」で、英文科の学生ならたいてい知っていることだと書かれていたからだ。
 
イギリス・ルネッサンス期に二人の劇詩人がいた。
一人はクリストファー・マーロウで、もう一人がウィリアム・シェイクスピア
二人は1564年の同年生まれで、マーロウの「タンバレイン大王」が1587年に上演され、イギリス演劇のルネッサンスが起きる。
これに触発され、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」「ハムレット」「オセロ」「リア王」「マクベス」などが次々と生まれる。
マーロウは1593年居酒屋で眉間を刺され29歳で没。 一方シェイクスピアはその23年後、52歳で没。
 
イギリス演劇界の幕開けとチムールの関係を教えてくれた一冊だった。
 
 
★ 歩き旅から帰って2週間余り。 足の痛みがほぼなくなりウォーキングに行った。
 
 
★ 次男が持ち帰っていたシャツ3枚を、私には袖が長すぎるので、10cmほど切り短くした。
丈も少し長いが面倒なので裾はそのままで着ることにする。