2014-12-20 池澤夏樹著「イラクの小さな橋を渡って」 無題 #練習用 ★ 池澤は2002.10.29にバグダットに入った。 アメリカの攻撃が始まる4か月余り前のことだ。 二週間に渡りモスルからナーシリーアまでイラクを縦断し、人々の普通の暮らしを見る。 100ページに満たない小さな本だが、写真も豊富にあり、イラク戦争の理不尽さが伝わってくる。 巻末には略年表や地図もあり、湾岸戦争、イラン・イラク戦争へと遡り、さらにはイギリスの二枚舌に翻弄されたアラブの百年前が見える。