新盛己(あたらしもりみ)著「1年生はただひとり」 鳩の森書房

 
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★ この本は新盛己(あたらしもりみ)が53歳の時、愛媛県長浜沖の小島青島小学校で1・2年生の複式学級を受け持った1972年1学期の教育実践記録だ。
1973年8月初版発行、表紙絵は佐野洋子氏。
1年生の山本新吾くんの生き生きとした生活と成長が描かれている。
 
ところが、長浜町共産党町委員会から翌年の町議会議員選挙への立候補要請で1973年、31年余りの教員生活に別れを告げる。
1974年、香川の初の革新県政前川忠夫氏誕生にも尽力した。
長年糖尿病を患っていたが、1977年2期目の選挙で落選、1978年永眠。 享年59歳。
優れた教育実践家、文学者、政治家だった。
 
写真左は1980年に出された追悼文集だが、主に70年代前半のさまざまな学習会のようすなど、私の学生時代とも重なり、時代が甦るようだった。